MASAO Official Web Site



menu

Live Report

2024年2月12日(月)
MASAO BIRTHDAY LIVE 2024
ムーブ町屋

2月の3連休の最終日、毎年恒例のMASAO BIRTHDAY LIVEが開催されました。
開催数日前にはすでにチケット完売、年々ファンが増えているのを実感します。
ホール内は満員。ライブのスタートを待っています。

定刻になりホールの照明が消えステージにバンドメンバーが現れ演奏が始まります。
少し遅れてスタジャンを着たMASAOが2人のコーラス「シーサーズ」を連れて登場。
1曲目はダイナミック琉球、しっとりとスタートした昨年のバースデーライブと違い激しい曲からのスタート。
いちゃりBARでも人気のこの曲、3人で掛け合いながら歌うパートは圧巻でした。

MASAOのライブでお馴染み、三線教室の生徒である横田さんをステージに呼び込みます。
全編沖縄の方言で歌う満点の星、新たにリマスターしたカバーCDにも入っている片手に三線を、三線の花の3曲を演奏。
「いろいろな年代のファンがいるのでバースデーコンサートではロックやソウルばかりじゃなくて
いろいろな音楽をやることにしてるんだよね。」とのこと。
片手に三線をではMASAO自身も三線を披露しました。

黒い衣装に着替えて再登場、ジャネットジャクソン1990年のヒット作「BLACK CAT」
会場を右へ左へステップを刻みながら歌うソウルフルなナンバーに会場も手拍子で応えます。
「子どもの頃からジャクソン5は追いかけていてね。フィンガー5と同じ兄弟のグループっていうこともあるし。
もうずーっと憧れていたし好きなんだよね」
今回のライブから女性コーラス2名が参加、とても良いグルーヴ感!
間髪入れずにヒューイ・ルイス&ザ・ニュースのHeart of Rock’n Roll。
マイクスタンドを巧みに操るパフォーマンスで魅せます。
「おれはどちらかといったらブラックミュージックが好きなんだけどこの辺のロックも好きなんだよね。
ロックに関してはベース弾きたいって気持ちになるよ」

MCのラストになぜかMASAOのお面を被った2人が登場。1曲目で登場したシーサーズ
いちゃりBarでMASAOがよく歌うというマンPのGスポット。
「もうほんと、桑田さん好きなので。ノリ的にもマンPのGスポットが一番良いかなって」
まさにムーブ町屋がいちゃりBarに!

「今までギター、たてぶえ、三線、ベース、あと何かやったっけ?」
毎回、趣向を凝らして見せるバースデーライブ、今年はティンバレスに挑戦。
ティンバレスは主にラテン音楽で使われる打楽器です。
「バースデーライブではいろいろな楽器をやってきたけど今回は歌無しの楽器だけで攻めてみようかなって」
ジャズ、ファンク、ソウルなどジャンルを超えて活躍をしたジョージデュークのWe Give Our Love。
パーカッションとベースで魅了する名曲にMASAOのティンバレスも加わりパワフルなビートがホールに響きました。
「パーカッションの小林さんとのセッションはフリーでやったんだけど気が合ってるからアイコンタクトとかしてね。
楽しくできたんだけどめちゃめちゃハードだったよ。来年どうしようかなあ、あと何が残ってるんだろw」
来年はどんな楽器に挑戦するのか楽しみです。

ハッピーバースデイ、誕生日の曲が流れます。
バンドメンバーからのサプライズプレゼントはなんとMASAOが10代のころから大ファンという岡崎友紀さんが登場。
おくさまは18歳からのメドレーをプレゼント。
「涙が出るぐらいのサプライズプレゼントだった。小学校6年か中学校1年のときに岡崎友紀さんの存在を知って一目惚れ。
当時、一緒に取材なんかもあったけど岡崎さんは5歳上だし逆にオレはまだ子どもだったしね。
告白するとかじゃなくて本人に会えたってだけでうれしくて。40年ぐらいぶりに会ったけど変わらないなあ」

MASAOのライブではお馴染みの二胡奏者のビェンカが2曲披露。美しい二胡の調べに酔いしれます。

衣装を変えて登場。
ミニアルバムにも収録の30年前にMASAOが作詞作曲した曲「YOUR LOVE」

ここから一気にホールは80年代に!
フィンガーズ時代に歌っていたMASAOが作曲した「BAND BOY」
バンドボーイというのは最近ではあまり聞かない言葉ですがミュージシャンの付き人のこと。当時の雰囲気が伝わるパワフルな曲。
「このころの曲は自分の生活の中で生まれたんだよね。当時はソウルのディスコばっかり行っててね。最新の本場の音楽を耳で聴いて体で感じて」

フィンガー5の「個人授業」ホール全体が手拍子を打ちながら盛り上がります。
続いて「恋のダイヤルNo.6700」「学園天国」振り付けを完全にコピーしているお客さんも。
50周年を迎えてなおフィンガー5の曲は色褪せず愛されていることを感じました。

アンコールはTシャツで登場のMASAO。
ミニアルバムにも収録の「この道は続く」
「ギターのウラモト君が作った曲。彼はおれのハイトーンの声質が好きみたいでさ。
良い曲なんだけどほぼほぼハイトーンで歌詞の合間も短くてブレスする場所も難しいのよ」
そしてフィンガー5の晃さんのソロシングル「メリージェーン」のカップリング曲「恋のポニーエキスプレス」
観客も一緒に手を振りながら盛り上がります。
「今回はすごかったよね。会場と一つになれるのがいいよね。当時ライブでは全然歌ってない曲なんだけどおれの好きな曲調なんだよね」

ここまできて最後の曲は…。
毎年来ている人はたぶんこう考えたと思います。今日やってない曲でラストといえば「ショーが終わって」か「ミーファイユー」。
今回のライブのラストの曲はbiginの「ミーファイユー」
八重山の方言で「ありがとう」という意味です。
MASAOの沖縄への想いと来場したファンへの「ありがとう」のメッセージを込めた曲です。

「ありがたいことにこのバースデーライブは毎回新しい人が見にきてくれて、その人たちがまた見にきてくれてるんだよね。
音楽面でもっと幅広くしていかないとって思うし自分の歌をもっと磨きをかけていかなきゃいけない。声自体は以前より伸びていてキーも少し上がっているから
それに合わせてまた新しい曲を届けられたらと思っているよ」

ページTOPへ